○「女川は高さ14.8メートルあったから、14メートルの津波でも無事だった」という話は有名であろう(ただし1メートルの地盤沈下が起きたので、両方の数字は今では13.8メートルと13メートルに修正されている)。とはいえ発電所は、断崖絶壁の上に立っているわけではない。水際に立って見ると、なるほどスロープがあるのがわかるという程度である。それでもこの高さが、運命の分かれ道となった。
○なぜ高さ14.8メートルだったかといえば、計画が持ち上がった1960年代当時、頑強に「津波の恐れがあるから、高い場所に作るべきだ」と主張した役員がいたからだという。女川は漁業補償の問題で着工が遅れ、1984年になってようやく1号機が稼働しているので、今となっては確認が出来ないくらい昔の話である。おそらくは現地の人で、親戚などから聞いた「津波への畏怖」を持ち続けていた人なのだろう。
– かんべえの不規則発言
Posted on Friday August 19th