話を聞けば聞くほど、運が悪いというか、気の毒な状況なのである。 (1)3月11日の震災と津波で、太平洋側の火力発電所が軒並み被災。特に主力の原町火力(南相馬市、200万kW)の状況は深刻。
(2)女川原発と東通原発は、こういうときのお手本通り「止める」「冷やす」「閉じ込める」に成功するも、再稼働は許されず。
(3)さらに7月末の新潟・福島豪雨により、両県の水力発電所が止まってしまう。
(4)しかも今朝の河北新報を見たら、「秋田火力2号機が蒸気漏れで停止」とある。1972年運転開始の発電所なので、震災後のフル稼働が祟った模様。
○かくしてこの猛暑下、利用者に節電をお願いしつつ、東京電力&北海道電力からの融通によって凌いでいる状況である。ちなみに「融通」というのはタダではなくて、後で高いお金を払わなければならない。電気はちゃんと供給しなければならないし、今後の発電所の再建にいくらかかるか分からない上に、被災地のことを考えると電力料金値上げもはばかられる・・・・という会社としては悪夢のような状況なのである。
○しかるにマスコミ報道は東電と福島第一原発のことばかりに集中し、上記のような事情はほとんど知られていないのではないかと思う。それどころか、「東電は電力を他地域に融通するなどとんでもない。節電に協力してきた首都圏の利用者に報いるべきだ」とのご意見もあるらしい。
– かんべえの不規則発言